二人の外部記録
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 BB84プロトコルでは、2組の非可換な基底を用いていた。 PR ![]()
無題
B92プロトコルで、盗聴を検出できないことを仮定した盗聴によって得られる情報量は
ゼロであることの証明は、No cloning theoremの証明と同じ。 No cloning theoremでは、自己複製子|Ψ>を用いる。 |u>をコピーするためには、|Ψ>|u>に対して適切なユニタリUを作用させて、 U|Ψ>|u>=|u>|u>とする。 ここで、|v>≠|u>も同様にコピーすると、 U|Ψ>|v> = |v>|v>であり、 <u| <Ψ| U^† U | Ψ> |v> = <u|v> = <u|v>^2。 ここで、|u>≠ |v>としているので、上式は非直交状態に関しては成立しない。 B92の安全性について: |Ψ>を、盗聴者が用いるProbeであるとみなす。 つまり、盗聴したqubitを|Ψ>とエンタングルさせて、何らかのユニタリ操作を行い、 盗聴したqubitを不偏にしたまま|Ψ>部分の変化をもちいて何らかの情報を引き出そうとする。 B92で利用する量子状態は二つで、|θ>、|θ'>であった。 これらは非直交、i.e.、<θ|θ'>≠0である。 盗聴者は、これに対して |Ψ>|θ> -> U|Ψ>|θ> = |Ψ’>|θ>、 |Ψ>|θ'> -> U|Ψ>|θ'> = |Ψ''>|θ'> なる操作をする。 このとき、次の方程式が成立: <θ|<Ψ|U^†U|Ψ>|θ'> = <θ|<Ψ|Ψ>|θ'> = <θ|θ'>。 また、 <θ|<Ψ'|Ψ''>|θ'> = <Ψ'|Ψ''><θ|θ'>。 従って、<Ψ'|Ψ''>=1、つまり|Ψ'> = |Ψ''>。 なんの情報も引き出せていない。 ![]() |
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