忍者ブログ
[67] [66] [65] [64] [63] [62] [61] [60] [59] [58] [57]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

多様体Sの任意の接ベクトルD∈Tp(S)が与えられた時に、
pを通る曲線γに沿った平行ベクトル場XでX(a)=Dを満たすものが
一意に存在する。

今までは「多様体が滑らかだから、接ベクトルがあったら接線がそれに
一致するような曲線が描ける」という程度の理解だった。
もうちょっとちゃんとした理解を。

多様体Sには、アファイン接続も定義されているとする。
S上の曲線γ:[a,b]→S上の任意の点γ(t)において接ベクトル
X(t)∈T_γ(t)(S)を指定する対応を、γに沿ったベクトル場という。
このベクトル場Xが接続の定める線型写像で次のように結ばれている時、
Xはγ上で平行であるという:
X(t+dt) = Π_γ(t),γ(t+dt) (X(t))

この平行を定義する式を、適当な座標系(と、それに伴うT(S)の基底)で
表すと、接ベクトルX(t)のその基底に関する成分が従う
1階の常微分方程式系が得られる。
これは任意の初期条件のもとで一意に解けるので、
任意の接ベクトルに対してその点を通る曲線γに平行なベクトル場が一意に存
在することが分かる。

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
最新コメント
[05/11 管理人2]
[01/10 suna]
[01/10 suna]
[11/07 NONAME]
[09/28 suna]
最新記事
NMF
(05/14)
(05/14)
(09/11)
(08/31)
(08/25)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
suna
性別:
非公開
職業:
研究
趣味:
数理的なこと。映画。読書
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(09/07)
(09/07)
(09/07)
(09/07)
(09/10)
カウンター